新着情報

2017年2月 2日所長 弁護士 竹下 義樹

この1年を有意義なものとするために

 2017年になりました。1年という単位は、長いのか短いのか、よく分かりません。毎年年末になると、「今年も何もできないままに終わりそうだ」と嘆いてしまうことが多いからです。

 私は2016年の年頭にあたり、「今年は何かが起こる年になる」と思えてなりませんでした。昨年7月は参議院議員選挙が行われ、その結果によっては、歴史的な変動が起こるかもしれないと思ったからです。

 結果は、衆議院に引き続き、憲法改正勢力が3分の2を占めることになりました。わが国では、一方では、これまでの運動とは違った流れが出てきたように思えたものの、他方では、きな臭い「戦争法」ともいうべき安全保障法制が施行され、憲法改正(改悪)も現実化しかねない、という状況になったわけです。

 わが国は、日本国憲法の下で、戦後70年間平和な生活を送ることができました。

   一昨年成立した安全保障法制が、わが国の平和をどのように変化させるか?

   さらには、憲法改正の動きが現実化するのか?

   景気は本当に良くなるのか?

   社会保障は発展するのか、それとも後退を余儀なくされるのか?

どれをとっても大きな問題です。そうした政治的課題や社会の変動は私たちの日々の生活と決して無縁ではありません。
 今年は、憲法施行70周年の年であることを再確認し、1年を過ごしたいと思います。

 

 私は、昨年65歳になりました。65歳という年齢は「高齢者」という位置づけです(但し、学会は65歳からを「準高齢者」とし、75歳からを「高齢者」と位置づけるそうですが)。
 私は、自覚としては、「高齢者」とは思っていません。「自覚が足りない」とおしかりを受けるかもしれません。
 しかし、私自身は、肉体的にも知的にも間違いなく衰えてきていますが、気力(精神的充実)だけでなく、仕事や社会活動から一線を引いた人間とは思っていないからです。
 とすれば、65歳となった今だからこそ、果たさなければならない役割があるとも思っています。そうした視点に立って、私は以下のポイントを意識して、この1年を組み立てたいと考えています。

 第1は、弁護士として30年以上を過ごしてきましたが、さらにキャリアアップすることです。
 新たな学習も当然のことですが、これまでの経験を基礎に置いて、これまでとは違った力量を身につけることです。そうでなければ、65歳になった弁護士に依頼者は期待できないからです。

 第2は、時代を先取りした活動ないし取り組みを始めることです。
 2017年という年がどんな年かを深く考え、今は明確には意識されていなくても、それぞれが求めているものを提示できる先駆性を身につけることです。

 第3は、自ら生きがいを実感できる年にしたい。
 私は、これまでも、生きがいとか自己実現とかプライド、というものを大切にしてきました。65歳を超えた今、人生の総仕上げとも言える時期に入ったということかもしれません。

 当事務所の所員全員がそれぞれの立場で、それぞれの価値観で自分の人生を意識し、12月には充実感を持てる1年にしていきたいと思います。