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2016年9月23日所長 弁護士 竹下 義樹

この一年を有意義なものとするために

 2016年の4分の3が終わり、あっという間に1年が過ぎてしまいそうです。私は2016年の年頭にあたり、「今年は大きな変化が起こる年になる」と期待していました。7月に参議院議員選挙が行われ、その結果に大きな期待を寄せていたからです。それは、国民の運動も今までとは違った流れが出てきていたからでもあります。しかし、選挙結果は、私の期待とは真逆のものとなりました。

 

 わが国は、日本国憲法の下で戦後70年間平和な生活を送ることができました。昨年成立した安全保障法制がわが国の平和をどのように変化させるか?さらには憲法改正の動きが現実化するのか?景気は本当によくなるのか?社会保障制度が発展するのか、それとも後退を余儀なくされるのか?どれをとっても大きな問題です。そうした政治的課題や社会の変動は私たちの日々の生活と決して無関係ではありません。

 

 私は本年2月で65歳になりました。65歳という年齢は「高齢者」という位置づけです。しかし、私は、自覚としては「高齢者」とは思っていません。「自覚が足りない」とお叱りを受けるかも知れませんが、私自身は肉体的にも、知的にも間違いなく衰えてきていますが、気力(精神的充実)だけでなく、仕事や社会活動から一線を退いた人間とは思っていないからです。とすれば、65歳となった今だからこそ果たさなければならない役割があるとも思っています。そうした視点に立って、私は以下のポイントを意識して1年を組み立てたいと考えてやってきました。

 

 その1は、30年を超える弁護士活動のステップアップを果たすことです。新たな学習も当然のことですが、これまでの経験を基礎においてこれまでとは違った力量を身につけることです。そうでなければ、65歳に達した弁護士に依頼者は期待できなくなるからです。

 

 その2は、時代を先取りした活動ないし取り組みを始めることです。2016年という年がどんな年かを深く考え、今は明確には意識されていなくても、それぞれが求めているものを提示できる先駆性を身につけることです。

 

 その3は、自ら生きがいを実感できる年にすることです。私はこれまでも生きがいとか、自己実現とか、プライドというものを大切にしてきました。いわば、65歳を迎えた今、人生の総仕上げとも言える時期に入ったということかもしれません。

 

 当事務所の所員全員がそれぞれの立場で、それぞれの価値観で自分の人生を意識し、12月には充実感を持てる1年にしていきたいと思います。1年の残りがわずかになった今だからこそ、このような雑文を掲載することにしました。残り3か月を大事にし、そうした目標に近づくことができるようにしたいからです。